ねり‐いろ【練り色】
白みを帯びた薄い黄色。「—の衣どもなど着たれど」〈枕・二八三〉
ねり‐うし【練(り)牛/邌り牛】
練るようにゆっくりと歩む牛。遅牛(おそうし)。
練(ね)り牛(うし)も淀(よど)まで
「遅牛(おそうし)も淀、早牛(はやうし)も淀」に同じ。
ねり‐うに【練り雲丹/煉り雲丹】
塩漬けにしたウニの卵巣だけ、または、これにエチルアルコールやでんぷん・砂糖などを加えて、練りつぶした食品。
ねり‐え【練(り)餌/煉り餌】
1 糠(ぬか)・魚粉・菜っ葉などを水で練った小鳥の餌。 2 マッシュポテト・ふかし芋・麩(ふ)・さなぎ粉などを水で練り固めた釣り餌。
ねり‐えさ【練(り)餌/煉り餌】
「ねりえ」に同じ。
ねり‐おしろい【練り白粉/煉り白粉】
練って泥状にした白粉。水溶きして肌に塗る。歌舞伎や日本舞踊などの厚化粧・襟化粧に用いる。
ねり‐おどり【練(り)踊(り)/邌り踊(り)】
人々が踊りながら列になって進むこと。また、その踊り。
ねり‐おりもの【練織物】
練り糸を用いて織った織物。甲斐絹(かいき)・銘仙(めいせん)など。→生(き)織物
ねり‐かす【練り粕/練り糟】
⇒踏込粕