しゅん‐こう【春郊】
のどかな春の郊外。春の野。「一日—に遊ぶ」《季 春》
春日(しゅんじつ)遅遅(ちち)
《「詩経」豳風・七月から》春の日のうららかでのどかなさま。また、春の日のおだやかで暮れるのが遅いさま。《季 春》
しゅんぷう‐たいとう【春風駘蕩】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 春風がのどかに吹くさま。「—たる穏やかな日和」 2 物事に動じないで余裕のあるさま。ゆったりとのんびりしているさま。「—たる大人(たいじん)」
しょう‐こう【韶光】
うららかな春の光。また、のどかな春景色。
じょう‐らく‐が‐じょう【常楽我浄】
仏語。 1 涅槃(ねはん)の四徳。常住不変の常、安楽で苦を離れた楽、自在で障りとなるもののない我、迷いがなく無垢(むく)清浄である浄。転じて、極楽浄土にいるように何の心配もなく、のどかな生活にい...
せい‐ろう【晴朗】
[形動][文][ナリ]空が晴れ渡ってのどかなさま。「天気—なれども波高し」
せい‐わ【清和】
[名・形動] 1 空が晴れていてのどかなこと。また、そのさま。転じて、そのような季節。春。「気候—にして」〈新聞雑誌五八〉 「今こそ溢れぬ—の光」〈横山芳介・都ぞ弥生〉 2 陰暦4月1日の異称。...
袖(そで)返(かえ)・す
1 袖を裏返しにする。こうして寝ると、夢に恋人が現れるという俗信があった。「我妹子(わぎもこ)に恋ひてすべなみ白たへの—・ししは夢に見えきや」〈万・二八一二〉 2 舞うときなどに、袖をひるがえす...
ち‐ち【遅遅】
[名](スル) おくれること。とどこおること。「今更—する事かはと辞(ことば)鋭く議せらるれども」〈条野有人・近世紀聞〉
[ト・タル][文][形動タリ] 1 物事の進行がおそいさま。ゆっくり...
にく‐せい【肉声】
1 マイクや電話のような機械を通した声に対し、人ののどから出るなまの声。「—でも聞こえる広さの部屋」 2 人工的に作り出された音声に対し、人が出す声。「—による車内放送」