なが・い【長い/永い】
[形][文]なが・し[ク] 1 (長い)はしからはしまでの隔たりが大きい。「—・い橋」「—・いひも」「手足が—・い」⇔短い。 2 ある時点までの間隔が大きい。久しい。また、永久である。「—・い年...
のさ‐のさ
[副] 1 ゆっくりと歩くさま。のそのそ。「傍らの叢(くさむら)から、—と出たのは蟇(ひき)で」〈鏡花・高野聖〉 2 のんびりしているさま。「いとしづかに馬を飼うて—としてぞ居たりける」〈太平記...
のさ
[形動ナリ]のんびりしているさま。また、間が抜けているさま。「おほやうにせんと心がくれば、見所少なくて、—になる相あり」〈花鏡〉
のたり‐のたり
[副]ゆるやかにのんびり動くさま。「—と怠けた浪の音が」〈風葉・恋ざめ〉
のろり
[副] 1 こせこせしないでのんびりしているさま。「—と育って世間の塩風の辛いのも寒いのも知らぬ男」〈露伴・露団々〉 2 漫然と振る舞うさま。ふらりと。「露地の中から、蜥蜴(とかげ)のように、—...
のど‐け・し【長閑けし】
[形ク] 1 落ち着いてのんびりしている。のんきでゆったりしている。「世の中にたえて桜のなかりせば春の心は—・からまし」〈古今・春上〉 2 天候が穏やかである。のどかで、うららかである。《季 春...
のど‐か【長閑】
[形動][文][ナリ] 1 静かでのんびりとして落ち着いているさま。「—な正月気分」「—な口調」 2 空が晴れて、天候が穏やかなさま。うららかなさま。「—な小春日和」《季 春》「几巾(いか)白し...
あん‐き【安気】
[名・形動]心に苦しみがなく、気楽でのんびりしていること。また、そのさま。「—な心持で彼と向い合う」〈有島・星座〉