はした‐な・む
[動マ下二] 1 きまりの悪い思いをさせる。「心を合はせて、—・め煩はせ給ふ時も多かり」〈源・桐壺〉 2 きびしくたしなめる。「あなものぐるほしと—・めさし放たむにも」〈源・宿木〉
はした‐め【端女】
召使いの女。はした者。
はした‐もの【端物】
数のそろっていないもの。また、中途半端なもの。はんぱもの。
はした‐もの【端者】
1 「端女(はしため)」に同じ。「—、女房の局の人など、をかしく仕立てつつ」〈栄花・根合〉 2 「端女郎(はしじょろう)」に同じ。「—を、借してくださりませい」〈浮・諸艶大鑑・六〉
はした‐わらわ【端童】
子供の召し使い。「このあこ君といふ—しておこせたり」〈落窪・一〉