もくせいさいがみだればこ【木製彩画乱筥】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山による工芸作品の一。桐材の素地に絵付けした箱で、外側にはすすき、内側には波に千鳥の図が描かれている。国指定重要文化財。大和文華館蔵。武蔵野隅田川図乱箱。
めろ‐めろ
[副] 1 炎が燃え上がるさま。めらめら。「それが黒い趾を残して—と燃え拡がるのを見るのが」〈長塚・土〉 2 いくじなく泣くさま。めそめそ。「ええ、—とほえづら、こりゃ勘平が武士はすたったわや...
め‐くすし【目薬師】
眼医者。「医者はすれども本道守らぬ—なんど」〈浄・淀鯉〉
目角(めかど)が強(つよ)・い
物を見る目が鋭敏である。また、よく見覚えている。「目角の強い人ぢゃの。毎年の事でもこちはすきと覚えぬ」〈浄・大経師〉
もと‐がしわ【本柏】
《「もとかしわ」とも》 1 冬も落葉しないで残った柏の葉。大嘗会(だいじょうえ)のとき、その葉を酒に浸し、神饌(しんせん)にそそいだ。「いその神ふるから小野の—本の心は忘られなくに」〈古今・雑上...
むかし‐ばなし【昔話/昔噺】
1 以前の出来事・経験などについての話。むかしがたり。むかしものがたり。「今ではすっかり—になった」 2 民俗学で、口承文芸の一。子供に語って聞かせるたぐいの、空想的な世界を内容とする話。ふつう...
昔(むかし)の因果(いんが)は皿(さら)の端(はた)を回(まわ)る今(いま)の因果(いんが)は針(はり)の先(さき)を回(まわ)る
ずっと以前にしたことの報いはじっくりと時間をかけてやってくるが、たった今したばかりのことの報いはすぐに返ってくる。
むすび‐ぶくろ【結び袋】
糸で編んだ袋。また、口をひもで結んで閉じる袋とも。「ぬさを—に入れてつかはすとて」〈拾遺・雑上・詞書〉
む‐げっけい【無月経】
性成熟期の女性で月経がない状態。18歳をすぎても初潮がない原発性無月経と、定期的にあった月経が3か月以上ない続発性無月経がある。原発性無月経は染色体異常が原因である場合が多い。続発性無月経はスト...
むほん‐ぎ【謀反気】
世間の風潮や人に対して反抗しがちな気質。「汝が痩せしからだはすべて—のかたまりなりといわれてしこと」〈啄木・一握の砂〉