ざら‐ざら
[副](スル) 1 小粒で堅いものが触れ合ってたてる音を表す語。「袋が破れて豆が—(と)こぼれる」 2 触った感じが粗く滑らかでないさま。「—(と)した肌」「砂ぼこりで畳が—している」 3 さ...
さらぼ・う
[動ハ四]やせ衰える。やせて骨と皮ばかりになる。「いとほしげに—・ひて、肩のほどなどはいたげなるまで衣の上まで見ゆ」〈源・末摘花〉
さ‐わらび【早蕨】
1 芽を出したばかりのワラビ。《季 春》 2 襲(かさね)の色目の名。表は紫、裏は青。春に用いる。 源氏物語第48巻の巻名。薫大将、25歳。宇治の大君(おおいぎみ)没後、中の君は匂宮の二条...
さる‐は【然るは】
[接](前に述べた内容を受けて、さらに説明を加えるときに用いる) 1 それは。それというのも、実は。「いとあはれにかなしう侍るなり。—、おのれが女(むすめ)とも申さじ、いみじううつくしげに侍るな...
されど‐も【然れども】
[接]「されど」に同じ。「官位俸禄皆身にあまるばかりなり。—人の心のならひなればなほ飽き足らで」〈平家・一〉
さる‐に【然るに】
[接] 1 そうこうしていると。すると。「—、十二月(しはす)ばかりに、とみのこととて御文(ふみ)あり」〈伊勢・八四〉 2 しかるに。ところが。「土石草木も霊なきはあらずと聞く。—玉川の流れには...
さら‐ゆ【新湯/更湯】
沸かしたばかりで、まだだれも入らない風呂。あらゆ。「老人に—は毒だ」
じ‐しょく【辞職】
[名](スル)今までついていた職を自分からやめること。「責任をとって—する」「内閣総—」「—願い」 [用法]辞職・退職——「後進に道を譲るために辞職(退職)する」など、職をやめる意では相通じて用...
し‐ぞく【親族/親属】
「しんぞく」の撥音の無表記。「何ばかりの—にかはあらむ、いとよく似通ひたるけはひかな」〈源・浮舟〉
さ‐たん【嗟嘆/嗟歎】
[名](スル) 1 なげくこと。「才能のなさに—するばかりだ」 2 非常に感心して褒めること。嘆賞。「名演技に—の声があがる」