すそ‐つき【裾付き】
1 衣服の裾のあたり。 2 長くのばした女性の髪の末のあたり。「髪、たけに三寸ばかり余りたる—」〈紫式部日記〉
すな‐じ【砂地】
《「すなち」とも》砂ばかりの土地。砂の多くまじった土地。
すそ【裾】
1 衣服の下方の縁(ふち)。また、その部分。「着物の—をからげる」 2 物の端。下端や末端の部分。「垂れ幕の—」 3 頭髪の、襟首(えりくび)に近い、末端の部分。「—を刈り上げる」 4 山などの...
す‐ばなれ【巣離れ】
[名](スル) 1 鳥のひなが成長して、巣を離れること。巣立ち。「—したばかりのツバメ」 2 子供が成長して親の手から離れること。 3 冬の間水底にじっとしていた魚が、春になって、えさを求めて活...
すず【鈴】
1 金属・陶器などの、下部に裂け目のある空洞の球の中に小さい玉が入っていて、振り動かして音を立てるもの。神社にある大きなものや、合図用・装飾用・玩具用のほか、神楽・能楽・歌舞伎などの楽器としても...
脛脛(すねはぎ)の伸(の)びた奴(やつ)
背が高いばかりで、役に立たない者をののしっていう言葉。「やいそこな—ぢゃと仰せて御座る程に」〈鷺流狂・萩大名〉
すべ・す【滑す】
[動サ四]すべらせる。特に、着物をすべらせて脱ぐ。「衣—・して単衣(ひとへ)ばかり着て」〈たまきはる〉
すれ‐ちが・う【擦れ違う】
[動ワ五(ハ四)] 1 触れ合うほど近くを反対方向に通りすぎる。「列車が—・う」 2 時間や位置などがずれて、会えるはずが会えないままになる。「彼とは—・ってばかりいる」 3 議論などで、論点が...
すみぞめ‐ざくら【墨染桜】
1 桜の一品種。花は白色で単弁。 2 京都の伏見墨染にあったという伝説上の桜。上野岑雄(かみつけのみねお)の「深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染めに咲け」という「古今集」哀傷の和歌にちなん...
すり‐こみ【刷(り)込み】
生まれたばかりの動物、特に鳥類で多くみられる一種の学習。目の前を動く物体を親として覚え込み、以後それに追従して、一生愛着を示す現象。動物学者ローレンツが初めて発表した。刻印づけ。インプリンティング。