ばさ【婆娑】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 舞う人の衣の袖がひるがえるさま。「得意の事得意の人に遇えば—として起舞し」〈岡倉天心・狩野芳崖〉 2 物の影などが揺れ動くさま。「破芭蕉(やればしょう)の大き...
ば‐さし【馬刺(し)】
馬の肉の刺し身。
ばさっ‐と
[副] 1 広がりのあるものが落ちたりかぶさったりして立てる音を表す語。ばさりと。「投網を—広げる」 2 物を思いきりよく切る音や、そのさまを表す語。ばさりと。ばっさりと。「枝を—切る」
ば‐さつ【罵殺】
[名](スル)「罵倒(ばとう)」に同じ。「乱臣賊子を—しにかかった」〈芥川・或日の大石内蔵助〉
ばさ‐つ・く
[動カ五(四)] 1 ばさばさと音をたてる。「強風に旗が—・く」 2 ばさばさに乱れる。「伸びすぎて髪が—・く」
ばさ‐ばさ
[副](スル) 1 薄くて乾いた物などが、触れ合ったりはためいたりするときの音や、そのさまを表す語。「鯉のぼりが—(と)翻る」「羽を—(と)させて飛び立つ」 2 水分がなくなり乾ききっているさ...
ばさら【伐折羅/跋折羅/縛日羅】
《(梵)vajraの音写。「ばざら」とも》仏語。金剛の意。金剛石、または金剛杵(しょ)。
ばさら【婆娑羅】
[名・形動ナリ] 1 遠慮なく、勝手に振る舞うこと。また、そのさま。放逸。放恣(ほうし)。「大酒遊宴に長じ、分に過ぎたる—を好み」〈北条九代記・八〉 2 はでに見えを張ること。また、そのさま。「...
ばさら‐え【婆娑羅絵】
扇・うちわ・絵馬などに描いた自由奔放な風流画。
ばさら‐おうぎ【婆娑羅扇】
室町時代に京都で流行した、はでな絵柄の扇。また、ばさら絵を描いた扇。