ふり‐のこ・す【降り残す】
[動サ四]雨などが、そこだけ降らないでいる。「五月雨の—・してや光堂」〈奥の細道〉
ふり‐は・う【振り延ふ】
[動ハ下二] 1 ことさらに物事をする。わざわざする。「かやうに—・へ給へるこそ、たけき心地すれ」〈源・薄雲〉 2 (「ふりはえて」の形で副詞的に用いる)わざわざ。ことさらに。「遠くおはしましに...
ふり‐はえ【振り延へ】
[副]《動詞「ふりはう」の連用形から》わざわざ。ことさらに。「御とぶらひに—物し給ふ人もあり」〈源・総角〉
ふり‐は・つ【旧り果つ】
[動タ下二]すっかり古くなる。年老いてしまう。「草の庵(いほ)は尋ねしあとも—・てて嵐ぞ寒き逢坂の関」〈千五百番歌合・一九〉
ふり‐はな・す【振(り)放す/振(り)離す】
[動サ五(四)] 1 強く振って離れさせる。「握られた手を—・す」 2 追いかけてくる者を引き離す。振り切る。「ラストスパートで二位以下を—・す」
ふり‐はな・つ【振(り)放つ】
[動タ五(四)]「振り放す」に同じ。「母親の止めるのを—・って」〈花袋・田舎教師〉
ふり‐はな・る【振り離る】
[動ラ下二]振り捨てて離れる。「御さまのをかしきにも、なほ—・れなむことはおぼし返さる」〈源・葵〉
ふり‐はば【振(り)幅】
《「振れ幅」とも》 1 物体が振動しているときの、振動の中心から最大変位までの距離。振幅(しんぷく)。 2 (比喩的に)気持ちや考えの変化の幅。物事の傾向や変動の度合い。「感情の—が大きい」「—...
ふり‐はら・う【振(り)払う】
[動ワ五(ハ四)]振るようにしてはらいのける。「服についた雪を—・う」
フリヒリアナ【Frigiliana】
スペイン南部、アンダルシア州の町。マラガの東約50キロメートル、アルミハラ山脈南斜面に位置する。16世紀半ば、レコンキスタによってグラナダを追われたイスラム教徒が居住し、現在の旧市街の基礎を築い...