べに‐ばな【紅花】
キク科の越年草。高さ約1メートル。葉は堅くてぎざぎざがあり、互生する。夏、アザミに似た頭状花が咲き、鮮黄色から赤色に変わる。花を乾かしたものを紅花(こうか)といい婦人薬とし、また口紅や染料の紅を...
べにばな‐いちご【紅花苺】
バラ科の落葉小低木。本州中部以北の高山に自生。高さ約1メートル。とげはなく、葉は倒卵形の3枚の小葉からなる羽状複葉。7月ごろ、紫紅色の花が開き、実は黄色く熟し、食べられる。
べにばな‐いんげん【紅花隠元】
マメ科の蔓性(つるせい)の多年草。熱帯アメリカの原産で、温帯では一年草。葉は3枚の小葉からなる複葉。夏、朱赤色か白色の蝶形の花を総状につける。さやは線形で、種子はインゲンマメより大きい。日本には...
べに‐ひ【紅檜】
ヒノキ科の常緑高木。材がヒノキより紅色となり、建築材に利用。台湾の原産。
べに‐ひかげ【紅日陰蝶】
ジャノメチョウ科の昆虫。翅(はね)の開張約4.5センチ。翅は黒褐色で、前翅に数字の8のような橙紅色の紋がある。本州中部以北の高山や北海道の草原でみられ、幼虫の食草はスゲ類。
べに‐ひわ【紅鶸】
アトリ科の鳥。全長13センチくらい。背面は褐色の縦斑があり、額が赤く、雄は胸も赤い。北半球北部で繁殖。日本では冬鳥。
べに‐ふで【紅筆】
口紅をつけるのに用いる筆。
べに‐ましこ【紅猿子】
アトリ科の鳥。全長約15センチ。雄は全体に紅色を帯びた褐色。雌は淡褐色。北海道・東北で繁殖、冬は南へ移動。
べに‐ます【紅鱒】
ベニザケの別名。
ベニモラ【Beni Mora】
ホルストの管弦楽曲。全3曲。1909年から1910年にかけて作曲。「東洋的組曲」の副題をもつ。インド哲学をはじめとする東洋思想に影響を受けていた時期の代表作。