ベンガラ‐いと【ベンガラ糸】
江戸時代にベンガル地方から舶来した木綿糸。
ベンガラ‐じま【ベンガラ縞】
縦糸が絹、横糸が木綿の褐色や紫色を帯びた縞織物。ベンガル地方で織られ、江戸時代にオランダ人がもたらした。
ベンガラ‐つむぎ【ベンガラ紬】
ベンガラ縞の紬。
ベンガラ‐ぬり【ベンガラ塗(り)】
ベンガラを塗ること。また、塗った物。
ベンガル【Bengal】
インド半島北東部、ガンジス川下流域を主とする地方。東部はバングラデシュ領、西部はインド領の西ベンガル州からなる。地味が肥え、米・ジュートを産する。16世紀ごろは絹布・綿布の産地として知られた。
ベンガル‐タイガー【Bengal tiger】
ネコ科の哺乳類。トラの亜種で、インド半島に分布する。毛はやや短く、地色が鮮やかな赤褐色、黒色の幅広い縞(しま)模様がある。絶滅危惧種に指定。ベンガル虎。
ベンガル‐とら【ベンガル虎】
⇒ベンガルタイガー
ベンガルぶんかつ‐れい【ベンガル分割令】
1905年、イギリスのインド総督カーゾンが発した法令。反英民族運動を分裂させる目的で、ベンガル州をイスラム教徒多住地域とヒンズー教徒多住地域とに二分したが、かえって反英闘争を激化させ、1911年...
ベンガル‐ぼだいじゅ【ベンガル菩提樹】
クワ科の常緑高木。高さ20〜30メートル。樹皮は灰白色。幹から気根を出して地面に達し、林のようになる。葉は楕円形。実はイチジクに似て赤く、食用。ヒマラヤやインドの原産。バンヤン樹。
ベンガル‐やまねこ【ベンガル山猫】
ネコ科の哺乳類。体色は赤褐色に虎斑のような紋がある。朝鮮半島から中国・東南アジア・インドに分布。