びょう‐てき【病的】
[形動]肉体や精神が健全でないさま。異常なまでに程度がはなはだしいさま。「—な太り方」「—な感受性」
ひも‐の‐お【紐の緒】
衣服につけた紐。多く下紐をいう。「白たへの我(わ)が—の絶えぬ間に恋結びせむ逢はむ日までに」〈万・二八五四〉
ひき‐あげ【引(き)上げ/引(き)揚げ】
1 引き上げること。「沈没船の—」「税率の—」 2 (引き揚げ)外国から本国に帰ること。特に、第二次大戦後、外地で生活していた人が内地に帰ったことをさす。博多・浦賀・舞鶴などが引き揚げ港として指...
ひさし‐ぶり【久し振り】
[名・形動]前にそのことを経験してから、再び同じことになるまでに長い日数のあったこと。また、そのさま。ひさかたぶり。しばらくぶり。「—に映画を見る」「—な(の)雨」
ひと‐まく【一幕】
1 演劇で、幕を上げてから下ろすまでに舞台で演じられる一区切り。「—三場の芝居」 2 事件などの一つの場面。「あわや血の雨という—もあった」
ひと‐やま【一山】
1 一つの山。また、ある山全体。「—が霧にすっぽり覆われる」 2 山の形に積み上げたひとかたまり。「—500円のミカン」「—いくらの安物」 3 物事の困難な場面の一つ。一つの山場。「完成までにま...
まえうり‐けん【前売(り)券】
使用当日よりも前に売られる券。特に、興行の前日までに販売される入場券。「映画の—」→当日券
まさり‐ぐさ【優り草/勝り草】
菊の古名。寛平の菊合わせの歌に「すべらぎの万代(よろづよ)までにまさりぐさたまひし種を植ゑし菊なり」と詠まれたところからいう。「なほ喜びは—の、菊の杯、とりどりに」〈謡・邯鄲〉
はだ‐すすき【はだ薄】
《「はたすすき」の音変化という》 [名]「はたすすき
」に同じ。「—尾花逆葺(ふ)き黒木もち造れる室(むろ)は万代までに」〈万・一六三七〉
[枕]薄の穂の意から「穂に出づ」、また、薄の末(う...
らん‐じゅく【爛熟】
[名](スル) 1 果実がくずれそうなまでに熟しきっていること。「—した実が落ちる」 2 物事が発達しきって、衰えの兆しさえ含んでいる状態になること。「—した文化」「—期」