まろかし【丸かし/塊】
《「まろがし」とも》丸めたもの。かたまり。まろかせ。「鉄の—をのまむ時には、天の甘露なににかせむとする」〈百座法談〉
まろか・す【丸かす/円かす】
[動サ四]《「まろがす」とも》まるめる。丸く固める。ひとかたまりにする。「カシラヲ—・ス」〈和英語林集成〉 「物取り食ふ翁の形を御飯(おもの)—・して作り据ゑて」〈宇津保・蔵開中〉
まろが・す【転がす】
[動サ五(四)]ころがす。「門口に立ちたる我を撞(つ)き—・し」〈鴎外訳・即興詩人〉
まろか・る【丸かる/円かる】
[動ラ下二]《「まろがる」とも》丸く固まる。固まって一つになる。「陰陽分れざる時、—・れたること鶏子(とりのこ)のごとく」〈神代紀・上〉 「—・れたる御額髪ひきつくろひ給へど」〈源・朝顔〉 ...
まろが・る【転がる】
[動ラ五(四)]ころがる。「—・りたる生簀(いけす)の籠も」〈蘆花・自然と人生〉