み‐がく・る【水隠る】
[動ラ下二]水の中に隠れる。水の中にあって見えなくなる。「—・れてすだく蛙のもろ声に騒ぎぞわたる井手のうき草」〈今鏡・四〉
み‐がく・る【見隠る】
[動ラ下二]見えたり隠れたりする。「尻にさしさがりて、—・れ—・れ行くに」〈著聞集・一二〉
み‐がく・る【身隠る】
[動ラ下二]からだが物陰に隠れて見えなくなる。「とへかしなたまぐしのはに—・れてもずの草ぐきめぢならずとも」〈散木集・九〉
身(み)が黒(くろ)・む
⇒黒む2
み‐がち【身勝ち】
[名・形動ナリ]自分にばかり都合のよいようにすること。また、そのさま。身勝手。自分勝手。「—に見えて見ぐるしく」〈浮・新可笑記〉
み‐がって【身勝手】
[名・形動]他人のことを考えず、自分の都合や利益だけを考えて行動すること。また、そのさまや、そのような態度。わがまま。「—な言い分」「—に行動する」
み‐がてら【見がてら】
[連語]《「がてら」は接続助詞》見ながら。見ついでに。「桜を—散歩する」
み‐がてり【見がてり】
[連語]《「がてり」は接続助詞》「見がてら」の古形。「山辺(やまのへ)の御井を—神風の伊勢娘子(いせをとめ)ども相見つるかも」〈万・八一〉
み‐がね【身金】
自分の金。身銭(みぜに)。「おめえも知ってるとほり、—といふぢゃあなし」〈洒・角鶏卵〉
身(み)が入(はい)・る
一生懸命になる。真剣になる。「暑くて仕事に—・らない」