虫(むし)がい・い
自分の都合ばかり考えて他を顧みない。身がってである。「—・い考え」
むし‐かえし【蒸(し)返し】
《「むしがえし」とも》蒸し返すこと。また、蒸し返したもの。「—の飯」「古い話の—をするな」
虫(むし)が起(お)こ・る
1 子供が腹痛を起こしたり神経質になって泣いたりする。 2 欲望が生じる。「浮気の—・る」
虫(むし)が納(おさ)ま・る
腹立ちが直る。平静な気分にもどる。「少々のわびでは—・らない」
虫(むし)が齧(かぶ)・る
腹痛が起こる。また、産気づいて陣痛が起こる。「枕も上がらぬほど虫でもかぶるか」〈浄・川中島〉
虫(むし)が嫌(きら)・う
「虫が好かない」に同じ。「東京へ出すのは、何故か—・うかして」〈鏡花・婦系図〉
むし‐がし【蒸(し)菓子】
蒸して作った和菓子。まんじゅう・蒸しようかんの類。
虫(むし)が知(し)ら・せる
前もって心に感じる。予感がする。「—・せたのか事故機に乗らずに済んだ」
虫(むし)が好(す)か◦ない
なんとなく気にくわない。「あの客はどうも—◦ない」
虫(むし)が付(つ)・く
1 衣類・書画などに害虫がつく。 2 未婚の女性に愛人ができる。「大事な娘に—・く」