のち‐の‐ほとけ【後の仏】
釈迦(しゃか)仏のあとを受けて出現する仏。弥勒仏(みろくぶつ)のこと。「あきらけく—の御代までも光伝へよ法のともし火」〈新拾遺・釈教〉
な‐く
《打消しの助動詞「ず」のク語法。上代語》ないこと。→なくに「ももしきの大宮人の熟田津(にきたつ)に船乗しけむ年の知ら—」〈万・三二三〉
なかり‐せ‐ば【無かりせば】
[連語]《形容詞「なし」の連用形+過去の助動詞「き」の未然形+接続助詞「ば」》もしなかったならば。「吹く風と谷の水とし—み山がくれの花を見ましや」〈古今・春下〉
つしま‐まつり【津島祭】
津島神社の祭礼。陰暦6月14、15日(現在は7月の第4土・日曜日)に行われる。神輿(みこし)をのせ、500個ほどの提灯(ちょうちん)をともした5隻のだんじり船が笛に合わせて対岸のお旅所にもうでる...
てんこち‐も‐な・い【天骨も無い】
[形]《「てんこち」は「てんこつ」の音変化。才能がない意から非難すべきである意に転じたもの。近世語》とんでもない。途方もない。「わしどもはお江戸で—・い目にあったあもし」〈滑・膝栗毛・二〉
と【徒】
[音]ト(漢) ズ(ヅ)(呉) [訓]かち あだ むだ いたずら [学習漢字]4年 〈ト〉 1 乗り物に乗らずに歩く。かち歩きする。「徒行・徒渉・徒卒・徒歩」 2 何も持たない。「徒手」 3 ...
デュー‐プロセス【due process】
適正な手続き。特に、アメリカ合衆国憲法にある「法の適正な手続き」のこと。同憲法では、何人(なんびと)も法の適正な手続きによることなく生命・自由もしくは財産を奪われることはない、と規定している。適...
灯(とう)滅(めっ)せんとして光(ひかり)を増(ま)す
《「法滅尽経」から》ともしびが消えようとするとき、一瞬その光を増す。物事が滅びる直前に、一時勢いを盛り返すたとえ。
デフォルト‐モード‐ネットワーク【default mode network】
なんらかの思考や関心や注意を伴わない、ぼんやりと安静状態にある脳が示す神経活動。脳の血流量の変化を可視化するfMRIを用いると、何もしない安静時にのみ、活動が活発になる脳の領域が複数存在し、互い...
とう【灯】
[名]ともしび。あかり。「ガス—」
[接尾]助数詞。電灯の数を数えるのに用いる。「二—の街路灯」