か‐ふ【家扶】
1 律令制で、親王家・内親王家および臣下で一位の者の家に置かれた職員。家令(かれい)の下にあってこれを補佐した。いえのすけ。 2 もと、皇族や華族の家で、家令の下で家務・会計に携わった人。
かぶしき‐なかがいにん【株式仲買人】
もと、株式取引所で株式の売買を行った者。大正11年(1922)に取引員と名称を変えた。現在の証券取引所(金融商品取引所)の承認を受けた取引参加者(会員組織の取引所は会員)に相当する。
かぶ・す【傾す】
[動サ四]《「かぶ」は頭の意》うなだれる。「一本薄(ひともとすすき)項(うな)—・し」〈記・上・歌謡〉
かべ‐の‐はな【壁の花】
パーティーなどで、会話の輪から外れている女性。もともとは、舞踏会で、踊りに誘われず壁際に立っている女性をいった語。 [補説]書名別項。→壁の花
かべみみ‐しゅざい【壁耳取材】
会合などの取材に参加を認められていない記者が、室外にもれ聞こえてくる音声をもとに記事を作成すること。壁などに耳や録音機材を押し当てて、中の様子をうかがうところからの名。
かまた【蒲田】
東京都大田区南部の地名。商業地区。大正9年(1920)から昭和11年(1936)映画撮影所があった。もと東京市の区名。
かみかえり‐づき【神帰(り)月】
陰暦11月の異称。「神無月(かんなづき)(陰暦10月)に出雲(いずも)大社に集まった神々がもとの国に帰ってくる月」の意。神来月(かみきづき)。
かみこうち【上高地】
長野県中西部、梓川(あずさがわ)上流の地域。松本市北西部にある。標高1500メートル。中部山岳国立公園の中心で、穂高岳・槍ヶ岳などへの登山基地。 [補説]もと、「上河内」「神河内」と書いた。
かみのやま【上山】
山形県南東部の市。北は山形市に接する。もと松平氏の城下町。温泉があり、泉質は塩化物泉。蔵王(ざおう)観光の入り口。金瓶(かなかめ)は斎藤茂吉の生地。人口3.4万(2010)。
かみやま【神山】
箱根山中央火口丘の一。標高1438メートルで、箱根山の最高峰。
京都市北区、上賀茂神社の北にある山。[歌枕]「—の麓(ふもと)に咲ける卯の花はたが標(しめ)ゆひし垣根なるらむ」〈金葉・夏〉