やつぶさ‐の‐うめ【八房の梅】
梅の一品種。花は白く八重咲きで、雌しべが数本あり、一つの花に4〜7個の実を結ぶ。座論梅(ざろんうめ・ざろんばい)。やつぶさうめ。
やつぶち‐の‐たき【八ツ淵の滝】
滋賀県高島市にある滝。七遍返(しちへんがえ)し淵・貴船(きぶね)ヶ淵・屏風ヶ淵・小摺鉢(こすりばち)・大摺鉢(おおすりばち)・唐戸(からと)の淵・障子ヶ淵・魚止(うおどめ)の淵の、八つの滝が連な...
や‐つぼ【矢壺/矢坪】
矢を射るときにねらいを定める所。やどころ。
やつむね‐づくり【八棟造(り)】
1 神社建築の一様式。本殿と拝殿とをつなぐ部分を石の間とし、その屋根が本殿・拝殿の屋根から作りつけられて両下(まや)であるもの。上から見ると屋根の棟木がエの字形をしている。のちの権現(ごんげん)...
やつ‐め【奴め】
[名]「やつ(奴)」を強めていう語。「にくい—」 [代]三人称の人代名詞。「やつ(奴)」をいっそう卑しめたり、憎悪の感情を交えたりしていう語。「—の言いなりになどなるものか」
やつ‐め【八つ目】
1 8番目。やっつめ。 2 目が八つあること。多くの目があるもの。 3 編み目・刻み目などが多くあること。また、そのもの。 4 「八目鰻(うなぎ)」の略。 5 「八つ目鏑(かぶら)」の略。
やつめ‐うなぎ【八目鰻】
ヤツメウナギ目ヤツメウナギ科の円口類の総称。体形はウナギに似るが、目の後方にえら穴が七つあり、目が八つあるように見える。口は吸盤状で、大形の魚に吸着し、肉を溶かして血とともに吸う。日本海側に流入...
やつめ‐かぶら【八つ目鏑】
穴を多数(後世には八つ)あけた鏑。また、それをつけた矢。
やつめ‐さす
[枕]「出雲(いづも)」にかかる。語義・かかり方未詳。一説に、「やくもたつ」の音変化ともいう。→八雲(やくも)立つ「—出雲建(たける)が佩(は)ける太刀(たち)」〈記・中・歌謡〉
やつめ‐らん【八目蘭】
ノキシノブの別名。