やなぎ【柳】
1 ヤナギ科ヤナギ属の落葉樹の総称。一般に湿地に多く、低木または高木で、葉はふつう互生する。雌雄異株。主に早春、花が穂状か尾状につき、種子は白毛があって風で飛び、柳絮(りゅうじょ)という。街路樹...
やなぎ【柳】
姓氏の一。 [補説]「柳」姓の人物柳宗理(やなぎそうり)柳宗悦(やなぎむねよし)
やなぎ‐いろ【柳色】
1 くすんだ黄緑色。 2 織り色の名。縦糸を萌葱(もえぎ)色、横糸を白で織ったもの。
やなぎ‐うみえら【柳海鰓】
花虫綱ヤナギウミエラ科の腔腸(こうちょう)動物。浅海の砂泥底に直立し、長さ30〜40センチ。橙色の角質の太い骨軸があり、上部にシダのように葉片が並ぶ。骨軸をステッキ・箸(はし)などに利用。うみや...
やなぎ‐かげ【柳陰/柳蔭】
1 柳の木陰。《季 春》 2 「本直(ほんなお)し」に同じ。
やなぎ‐かご【柳籠】
生の柳の枝で編んだ籠に石を入れたもの。河川の護岸工事などに用いる。
やなぎ‐がさね【柳襲】
「柳2」に同じ。
やなぎ‐ごうり【柳行李】
コリヤナギの枝の皮を除いて乾かしたものを、麻糸で編んで作った行李。やなぎごり。
やなぎ‐ごし【柳腰】
《「柳腰(りゅうよう)」を訓読みにした語》細くしなやかな腰つき。また、細腰の美人。
やなぎ‐さび【柳皺】
近世に流行した烏帽子(えぼし)の皺(さび)。柳の葉のように横に細長いしわを寄せたもの。また、その烏帽子。