ゆき‐じ【雪路】
雪の降り積もった道。ゆきみち。《季 冬》「—かな薪に狸折りそへて/鬼貫」
ゆき‐じもの【雪じもの】
《「じもの」は接尾語》雪のようなもの。副詞的に用い、雪のようにの意で、「行き」にかかる序詞の一部となる。「ひさかたの天伝(あまづた)ひ来る—行き通ひつつ」〈万・二六一〉
ゆき‐じょろう【雪女郎】
「雪女(ゆきおんな)」に同じ。
ゆき‐じろ【雪白】
1 雪のように白いこと。「色は—とはまいらねども」〈逍遥・当世書生気質〉 2 三盆白(さんぼんじろ)のこと。 3 純白な矢羽。 4 タカの腹・背・くちばし・つめの白いもの。〈伊京集〉
ゆき‐すぎ【行(き)過ぎ】
[名・形動] 1 目的の所よりも先へ行くこと。いきすぎ。「そんなに行っては—だ」 2 度を超えて物事をすること。また、そのさま。いきすぎ。「—な(の)行為」
ゆきすぎ‐もの【行き過ぎ者】
度を超して物事をする人。でしゃばり。いきすぎもの。「悪口を云ってあざわらふ—は」〈滑・大千世界楽屋探〉
ゆき‐す・ぎる【行(き)過ぎる】
[動ガ上一][文]ゆきす・ぐ[ガ上二] 1 通り過ぎる。いきすぎる。「行列が神社の前を—・ぎる」 2 目的の所よりも先へ行く。いきすぎる。「—・ぎて戻る」 3 度を超して物事をする。いきすぎる。...
ゆき‐ずり【行き摩り/行き摺り】
1 出会ってすれちがうこと。「—にちらりと見る」 2 通りかかったついで。通りすがり。「—の店で買う」 3 ほんのちょっとした関係で終わること。かりそめのこと。「—の恋」
ゆきずりのひと【行きずりの人】
《原題、(フランス)Le Passant》⇒行人
ゆき‐ぞら【雪空】
雪が降ってきそうなようすの空。雪模様の空。《季 冬》