よう‐よう【要用】
1 必要なこと。「逗留中、布哇(ハワイ)の風俗に就いては物珍しく云う程の—はないだろう」〈福沢・福翁自伝〉 2 重要な用事。必要な用事。「とりあえず—のみ申し上げます」
よう‐よう【陽葉】
日のよく当たる所について強光下で生長した葉。陰葉に比べて柵状組織が発達して厚く、気孔の数が多く、光合成・呼吸が大。
よう‐よう【様様】
[名・形動ナリ]《「様様(さまざま)」を音読みにした語》いろいろであること。また、そのさま。「—にわびければ弁慶苦々しき顔ばせにて」〈浄・凱陣八島〉
よう‐よう【鷹揚】
[形動]「おうよう(鷹揚)」に同じ。
よう‐よう【夭夭】
[ト・タル][文][形動タリ]若若しく美しいさま。顔色が穏やかでのびのびしているさま。「桃の—たる時節にはあらねども」〈鉄腸・花間鶯〉
よう‐よう【杳杳】
[ト・タル][文][形動タリ]暗くはっきりしないさま。また、遠くかすかなさま。「何処の寺の鐘か—として野末を渡る」〈蘆花・自然と人生〉
よう‐よう【洋洋】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 水があふれるばかりに満ちているさま。水が広々と広がっているさま。「—たる大海」 2 希望に満ちているさま。「—として未来は広がる」「前途—たる青年」 3 盛ん...
よう‐よう【揚揚】
[ト・タル][文][形動タリ]誇らしげなさま。得意げなさま。「意気—と引きあげる」「—と正面を向いて歩いている」〈漱石・虞美人草〉
よう‐よう【揺揺】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆらゆらと揺れ動くさま。また、動揺して落ち着かないさま。「—として定まらぬ心」
よう‐よう【溶溶】
[ト・タル][文][形動タリ]水が豊かにゆったりと流れるさま。「明らかなりし水の面—と紫を流し」〈蘆花・自然と人生〉