よもすがらけんぎょう【夜もすがら検校】
長谷川伸の短編小説。大正13年(1924)、雑誌「新小説」に発表。本作が出世作となった。
よも‐つ【黄泉つ】
[連語]《「よも」は「よみ(黄泉)」の音変化。「つ」は「の」の意の格助詞》名詞の上に付いて、その語が黄泉(よみ)に関係のあることを表す。
よも‐つ‐くに【黄泉国】
「黄泉(よみ)」に同じ。「—に追ひ往(ゆ)きき」〈記・上〉
よも‐つ‐しこめ【黄泉醜女】
黄泉(よみ)の国にいる鬼女。「すなはち—を遣はして追はしめき」〈記・上〉
よも‐つ‐ひらさか【黄泉平坂】
現世と黄泉(よみ)の国との境にあるとされた坂。「なほ追ひて、—の坂本に至りし時」〈記・上〉
よも‐つ‐へぐい【黄泉竈食ひ】
黄泉(よみ)の国のかまどで煮炊きしたものを食うこと。その後は現世に戻れないと信じられた。「吾すでに—せり」〈神代紀・上〉
よも‐の‐あらし【四方の嵐】
1 あたりを吹き荒れる嵐。 2 浮世の波風。「浅茅生(あさぢふ)の露のやどりに君を置きて—ぞしづ心なき」〈源・賢木〉
よも‐の‐うみ【四方の海】
四方(しほう)の海。四海。
よも‐の‐かみ【四方の神】
諸方の神々。多くの神々。「—たちの神楽(かぐら)の詞(ことば)をはじめて」〈十六夜日記〉
夜(よ)も日(ひ)も明(あ)け◦ない
それがないと一時たりとも過ごすことができない。「女房なしには—◦ない」