より‐して
[連語]《格助詞「より」+副助詞「して」》動作・作用の空間的、時間的起点を表す。…から。「前方—突進してくる」「日没ごろ—降り始める」→からして
より‐しろ【依り代/憑代】
神霊が寄りつくもの。神霊は物に寄りついて示現(じげん)されるという考えから、憑依(ひょうい)物としての樹木・岩石・動物・御幣など。
より‐す【寄(り)州/寄り洲】
河口や海岸などに、土砂が風波で吹き寄せられてできた州。
より‐すが・る【寄り縋る】
[動ラ五(四)] 1 からだを寄せてとりつく。すがりつく。「—・って泣く」 2 力として頼む。「人の情けに—・る」
より‐すぐり【選りすぐり】
よいものの中から、さらに選び抜かれたもの。えりすぐり。「—の食材」
より‐すぐ・る【選りすぐる】
[動ラ五(四)]多くのよいものの中から、さらによいものを選び出す。えりすぐる。「—・られた逸品」
より‐ずもう【寄(り)相撲】
1 勧進相撲などで、よそから来た者にも飛び入りでとらせる相撲。 2 相撲で、四つに組んで寄り合う相撲。寄り。また、それを得意とする力士。
より‐そ・う【寄(り)添う】
[動ワ五(ハ四)] 1 もたれかかるように、そばへ寄る。「—・って歩く」 2 相手の気持ちを思いやって支える。「被災者に—・った政策」
より‐たおし【寄(り)倒し】
相撲のきまり手の一。土俵際で耐える相手のまわしを引きつけ、体を密着させて倒す技。
より‐たけ【寄り竹】
岸に流れ寄せられた竹。「—を柱にして、葦(あし)を結ひ」〈平家・三〉