せん‐えん【嬋媛】
[ト・タル][文][形動タリ]あでやかで美しいさま。優美であるさま。「暮れんとする春の色の、—として、しばらくは冥邈(めいばく)の戸口をまぼろしに彩どる中に」〈漱石・草枕〉
ぜんく‐じんつう【前駆陣痛】
妊娠後期に子宮収縮によって引き起こされる陣痛に類似する痛み。間隔は不規則で、一定期間で消失する。痛みの間隔が短くなり、だんだん強くなる本陣痛と区別される。ブラクストンヒックス収縮。
セレブロシド【cerebroside】
動物の脳や神経に存在する糖脂質。広義には脳以外の臓器に見られるグルコセレブロシドを含む場合もある。加水分解で糖を失うとセラミドになる。ガラクトセレブロシド。
ゼロプロブレム‐がいこう【ゼロプロブレム外交】
周辺地域の平和と安定を目指すトルコの外交政策。2002年に政権についた公正発展党(AKP)が推進。対立関係にあったアルメニアと国交樹立を果たし、ギリシャやシリアとの関係改善に取り組む一方、また、...
せり‐さげ【迫り下げ】
劇場で、舞台または花道の俳優や大道具を奈落(ならく)へ下げること。また、その装置。迫り下ろし。迫り込み。⇔迫り上げ。
せり‐あが・る【迫り上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 下方から上方へ少しずつ高くなる。「町外れに小高い丘が—・る」 2 劇場の迫(せ)りの装置で奈落(ならく)から舞台や花道に上がる。「主役が舞台中央に—・る」
せり‐あげ【迫り上げ】
劇場で、俳優や大道具を奈落(ならく)から舞台または花道へ押し上げること。また、その装置。迫り出し。⇔迫り下げ。
せり‐あ・げる【迫り上げる】
[動ガ下一][文]せりあ・ぐ[ガ下二] 1 徐々に高くする。少しずつ押し上げる。「リフトで荷物を—・げる」 2 劇場で、俳優や大道具を迫(せ)りを用いて奈落(ならく)から押し上げる。「屋台を—・げる」
せり‐こ・む【迫り込む】
[動マ五(四)]押し分けて無理に入り込む。割り込む。「—・んで行く多くの同業者と劇しい競争を」〈秋声・あらくれ〉
そば・える【戯える】
[動ア下一][文]そば・ふ[ハ下二] 1 風が甘えかかるように、やわらかく吹く。「冷たい頸元に—・える軽い風に吹かれていると」〈秋声・あらくれ〉 2 動物などがたわむれる。「犬は木陰を離れて…原...