わかくほん【和歌九品】
平安中期の歌論書。1巻。藤原公任著。寛弘6年(1009)以後の成立とされる。和歌を九つの品等に分け、それぞれ2首の例歌をあげて優劣を論じたもの。余情を最高としている。
わかくるす‐ばら【若栗栖原】
クリの若木が多く生えている原。「引田(ひけた)の—若くへに率寝てましもの老いにけるかも」〈記・下・歌謡〉
わかけほんせい‐いんこ【輪掛本青鸚哥】
インコ科の鳥。全長約40センチで尾が長い。全身緑色で、雄は首に輪のような黒い帯がある。野性種は南アジアなどに分布するが、ペットとして飼われていたものが世界各地で野生化している。
わか‐げ【若気】
若者の、血気にはやる気持ち。わかぎ。
わかげ‐の‐あやまち【若気の過ち】
年が若くて血気にはやったための失敗。
わかげ‐の‐いたり【若気の至り】
年が若くて血気にはやったために無分別な行いをしてしまうこと。「—で無茶をしでかす」
わか‐ご【若子/若児】
幼い子。おさなご。みどりご。「陰(ひそ)に—星川の皇子(みこ)に」〈清寧紀〉
わか‐ごけ【若後家】
年が若くて夫に死別した女性。
わか‐ごま【若駒】
若い馬。春駒。《季 春》「—の親にすがれる大き眼よ/石鼎」
わか‐ごも【若菰】
新芽を出したばかりのマコモ。《季 春》