ビッグ‐リップ【Big Rip】
《ripは英語で「引き裂く」の意》宇宙終焉(しゅうえん)のシナリオの一つ。ビッグバン以降、宇宙は膨張を続けているが、その平均密度がある臨界密度より小さい開いた宇宙の場合、永遠に膨張を続ける。20...
ファラデー‐ていすう【ファラデー定数】
電子1モルがもつ電気量。記号Fで表し、電気素量eとアボガドロ定数NAの積に等しい。9.6485309×104クーロン/モル。
ファラド【farad】
国際単位系(SI)の静電容量の単位。1ファラドは、電位を1ボルト高めるのに1クーロンの電気量を要する導体の静電容量。M=ファラデーの名にちなむ。記号F ファラッド。
ほぞん‐りょく【保存力】
物体が力の作用を受けながら、ある点から別の点に移動したとき、仕事が経路によらず一定となるような力。ポテンシャルを微分すると得られ、位置エネルギーと運動エネルギーの和は常に保存される。重力、ばねの...
ポジトロニウム【positronium】
電子とその反粒子である陽電子が、クーロン力で結合した状態。粒子・反粒子の組み合わせのため、短時間で対消滅を起こしてγ(ガンマ)線を放つ。電子と陽電子のスピンが平行状態にあるものをオルソポジトロニ...
まさつ‐の‐ほうそく【摩擦の法則】
二つの物体の接触面の方向にはたらく摩擦力に関する経験法則。1699年頃、イタリアのG=アモントンが発見、1781年にフランスのC=A=クーロンにより確かめられた。摩擦力は接触面に加わる垂直の荷重...
ミューオニウム【muonium】
異種原子の一。正電荷の反ミュー粒子と負電荷の電子がクーロン力で束縛状態にあるもの。水素原子の陽子をミューオンに置き換えたものに相当する。半減期は2.2マイクロ秒。1960年、米国の物理学者V=ヒ...
ライムストーン‐コースト【Limestone Coast】
オーストラリア、南オーストラリア州南東部の地域名。マレー川河口からビクトリア州との州境までの沿岸部をさす。クーロン国立公園やワイン産地として知られるクナワラ、オーストラリアの絶滅哺乳類の化石が多...
ラザフォード‐さんらん【ラザフォード散乱】
クーロン力のみよる荷電粒子の弾性散乱。ラザフォードの指導の下、金の薄膜にα粒子を当てる実験を行ったところ、大きく軌道を変える後方散乱が見られた。この現象から原子には正電荷の中心核(原子核)が存在...
れいき‐し【励起子】
半導体や絶縁体において、外部からの光などによって励起された電子と正孔がクーロン力で結びついた対。特にその対を、結晶中を伝播する一つの中性の粒子とみなしたものをさす。エキシトン。