啓白(けいびゃく)の鐘(かね)
啓白の時に鳴らす鐘。「高座にのぼり、—うちならす時」〈平家・七〉
けいびょういっぱん【京猫一斑】
成島柳北による漢文体の随筆集。明治7年(1874)刊行。京都、洛東の花街について記録した雑文集で、東京、柳橋の花街を主題とした「柳橋新誌」と対を成す。
けいび‐らん【鶏尾蘭】
キジカクシ科の多年草。葉は幅広の線形で、重なり合って一方向に反り返るので、雄鶏の尾を思わせる。8月ごろに多くの小花をつける。
けい‐びん【慧敏】
[名・形動]利口で反応がすばやいこと。また、そのさま。「相手のこころの角度を—に感じとった慎吾は」〈野上・迷路〉
けい‐ふ【系譜】
1 先祖から子孫に至る一族代々のつながり。師弟関係などのつながり。また、それを書き表した図や記録。系図。 2 同じような要素・性質を受け継いでいる事物のつながり。
けい‐ふ【継夫】
のち添いの夫。
けい‐ふ【継父】
母の夫で、自分と血のつながっていない父。ままちち。
けい‐ふ【軽浮】
[名・形動]気持ちがうわついて落ち着きがないこと。軽佻(けいちょう)浮薄なこと。また、そのさま。「貴女の作を浅薄だの—だのと失敬だワ」〈魯庵・社会百面相〉
けい‐ふう【勁風】
強く吹く風。強風。「—吹きすさび、砂塵(さじん)飛ぶ」
けい‐ふう【恵風】
1 万物を成長させる、めぐみの風。春風。 2 陰暦2月の異称。 3 君主の恩恵が広く行きわたるのを風にたとえた語。