しゅんじゅけんぴしょう【春樹顕秘抄】
室町末期の語学書。1巻。著者未詳。「てにをは」の意義用法を説いた「姉小路式(あねがこうじしき)」の増補。
しゅんじゅ‐ぼうん【春樹暮雲】
《杜甫「春日憶李白」に「渭北春天の樹、江東日暮の雲」とあり、長安(渭北)に住まう杜甫が、はるか遠く揚子江付近(江東)を旅する友人李白を思ったところから》遠く離れている友を思う心の切実なことを表す...
しゅん‐じゅん【逡巡】
[名](スル)決断できないで、ぐずぐずすること。しりごみすること。ためらい。「大学に進むべきか否か—する」「遅疑—」
しゅん‐じょう【春情】
1 春らしいようす。春めいてきた雰囲気。はるごころ。春意。《季 春》 2 色情。春機。「—を催す」
しゅんじょうずいひつ【春城随筆】
市島春城の随筆集。大正15年(1926)刊。
しゅん‐すい【春水】
春になって氷や雪がとけて流れる水。《季 春》「—や四条五条の橋の下/蕪村」
しゅん‐せい【竣成】
[名](スル)大規模な建築物などができ上がること。竣工。「連絡橋が—する」
しゅんせい‐き【春星忌】
与謝蕪村の忌日。陰暦12月25日。春星は蕪村の画号。《季 冬》
しゅん‐せつ【春雪】
春になって降る雪。春の雪。《季 春》「—三日祭の如く過ぎにけり/波郷」 [補説]書名別項。→春雪
しゅん‐せつ【浚渫】
[名](スル)海底・河床などの土砂を、水深を深くするために掘削すること。「運河を—する」「—工事」