ぜんぽうこうえん‐ふん【前方後円墳】
円形の墳丘に方形の墳丘を付設した古墳。平面形は円形と方形とから鍵穴形を呈する。古くは後円部のみに死者を葬ったが、のちには前方部にも葬った。車塚。瓢塚(ひさごづか)。
ぜんぽうこうほう‐ふん【前方後方墳】
方墳の前部に、方形または長方形の墳丘を付設した古墳。
ぜんぽう‐ごかん【前方互換】
先発製品が後発製品と互換性をもつこと。ふつう、先発製品は後発製品よりも機能や性能で下位に位置づけられるため、下位互換の意味で使われることが多い。
ぜんぽう‐じ【善宝寺】
山形県鶴岡市にある曹洞宗の寺。山号は竜沢山。平安時代、妙達の開いた天台宗の竜華寺を、永享年間(1429〜1441)太年浄椿が再興。竜神を祭り、航海・漁業の守護神として信仰される。曹洞宗三祈祷所の一。
ぜんぽう‐てんかい【前方展開】
第二次大戦後の冷戦期に米国が採用した軍事戦略。欧州や東アジア・太平洋地域の友好国に駐留軍を配置し、敵対関係にあった旧ソ連による侵攻や威圧を抑止するというもの。
ぜん‐ぽん【善本】
1 内容のよい本。また、校訂・注釈などが行き届いている本。「—をテキストに選ぶ」 2 書誌学で、本文の系統が古く、保存状態のよい写本や版本。 3 仏語。 ㋐仏の悟りを得るもとになる善根功徳。 ㋑...
ぜん‐ま【染汚】
仏語。煩悩(ぼんのう)で清浄な心をけがすこと。また、煩悩のこと。
ぜんまい【薇/紫萁】
ゼンマイ科の多年生のシダ。山野に生え、高さ0.5〜1メートル。春先、胞子葉を出し、次いで、長三角形の小葉からなる羽状複葉の栄養葉を出す。どちらも芽生えは綿毛で覆われ、発条(ぜんまい)状に巻いてい...
ぜんまい【発条/撥条】
弾力性に富んだ帯状などの鋼を、渦巻き状に巻いたばね。巻き締めて、そのほどけようとする力を動力として利用する。
ぜんまい‐おり【薇織(り)】
ゼンマイの若芽の綿毛を綿の繊維に撚(よ)り込んだ糸を横糸に、綿糸を縦糸に用いて織った織物。山形・秋田・青森地方で、防水性に富むので雨ガッパなどに利用した。