だいがく‐べっそう【大学別曹】
平安時代、有力氏族が子弟のために大学寮近くに設けた寄宿施設。和気氏の弘文院、藤原氏の勧学院、橘氏の学館院など。
だいがく‐よびもん【大学予備門】
第一高等中学校、のちの第一高等学校の前身。東京大学の予備機関として、東京開成学校普通科・官立東京英語学校を併せて、明治10年(1877)成立。明治19年(1886)分離独立し、第一高等中学校となった。
だいがく‐りょう【大学寮】
律令制で、式部省に属して中央官庁の官吏養成に関する教育と事務を管掌した機関。明経・文章(もんじょう)・明法の3本科と算道・書道の2付随学科があり、教官の博士・助教のほかに四等官の事務職員がいた。...
だいがく‐れい【大学令】
官学以外に公・私立大学を認め、その目的・組織および監督を規定した法令。大正7年(1918)公布。昭和22年(1947)に廃止され、学校教育法がこれにかわった。
だいがくわくもん【大学或問】
江戸中期の経済政策書。熊沢蕃山著。2巻。貞享3年(1686)成立。人君の天職以下22か条にわたって経世済民政策を論じている。幕政批判を含む内容のため、蕃山が下総(しもうさ)国古河(こが)に幽閉さ...
だい‐がさ【台笠/台傘】
1 近世、大名行列などのとき、袋に入れ長い棒の先につけて、小者に持たせたかぶり笠。 2 (台傘)傘袋に納めた妻折り傘。高位の人の外出の際に飾り傘として用いた。
だい‐がしら【大頭】
幸若舞(こうわかまい)の流派の一。室町末期から江戸初期にかけて栄えた。
だい‐がっく【大学区】
1 明治5年(1872)の学制による教育行政上の単位区画、および大学設置の区画。全国を8区分したもので、それぞれに大学の設置を定めた。 2 公立高等学校の通学区域で、全県1区または数区の大規模なもの。
だい‐がっこう【大学校】
1 国の行政機関などの付属機関として設けられた学校。防衛大学校・気象大学校・水産大学校など。学校教育法に定める大学には含まれない。 2 明治2年(1869)明治政府が昌平坂学問所を中心に開成所・...
だい‐がらん【大伽藍】
寺の大きな建物。