い‐なり【居成り】
1 動きが感じられないこと。そのままの状態にあること。「今日見れば花も杉生(すぎふ)になりにけり風は—に吹くと見れども」〈散木集・六〉 2 奉公人が年季があけても、そのまま奉公を続けること。また...
いに‐し【往にし】
《動詞「い(往)ぬ」の連用形+過去の助動詞「き」の連体形「し」から》 [名]過ぎ去った時。往時。「—をしのぶ」
[連体]過ぎ去った。「—世」「—年」
いぬのためのぶよぶよとしたほんとうのぜんそうきょく【犬のためのぶよぶよとした本当の前奏曲】
《原題、(フランス)Véritables préludes flasques (pour un chien)》サティのピアノ曲。全3曲。1912年作曲。前作の「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」が...
いぬ‐ぶな【犬橅/仙毛欅】
ブナ科の落葉高木。山地に自生し、高さは約25メートルに達する。樹皮は黒褐色、いぼ状の皮目がありざらつく。葉は楕円形で裏面に毛があり灰白色。5月ごろ花をつける。主に太平洋側のブナ帯下部に分布。くろぶな。
いまものがたり【今物語】
鎌倉時代の説話集。1巻。藤原信実(ふじわらののぶざね)の作といわれる。延応元年(1239)以後の成立か。和歌・連歌・恋愛など上流男女の話題を中心に和文体で記す。
いろ‐ちがい【色違い】
1 「色変わり2」に同じ。「—のブラウス」 2 驚いて顔色の変わること。「息子—して、そんな大気な事承りますと身の毛がよだって寒気立ちます」〈浮・子息気質・三〉
いん【允】
[人名用漢字] [音]イン(呉)(漢) [訓]ゆるす じょう 1 認めて許す。「允可・允許/承允」 2 まことに。「允文允武」 [名のり]あえ・おか・こと・さね・すけ・ただ・ちか・のぶ・まこと・...
いん【寅】
[人名用漢字] [音]イン(呉)(漢) [訓]とら 十二支の3番目。とら。「甲寅(こういん・きのえとら)」 [名のり]つら・とも・のぶ・ふさ
いん【引】
[音]イン(呉)(漢) [訓]ひく ひける [学習漢字]2年 〈イン〉 1 こちらへひき寄せる。ひっぱる。「引見・引力/吸引・牽引(けんいん)・勾引(こういん)・強引(ごういん)」 2 ひき伸...
インク【ink】
筆記や印刷などに用いる有色の液体。ペン・万年筆用のブルーブラックインクは硫酸鉄(Ⅱ)・タンニン酸・没食子酸などの混合液。明治から第二次大戦前までは「インキ」と書かれるほうが多かった。