こと‐しげ・し【事繁し】
[形ク] 1 する事が多くて忙しい。「—・き日なれば、えも立ち寄り給はず」〈夜の寝覚・三〉 2 人の口がうるさい。「夏びきのてびきのいとをくりかへし—・くとも絶えむと思ふな」〈古今・恋四〉 3 ...
こま‐おち【駒落ち】
将棋で、対局者の間に力量の差があるとき、上位者がその差に応じていくつか駒をはずしてさすこと。香(きょう)落ち・角落ち・飛車落ち・二枚落ちなどがある。→平手(ひらて)
こんにゃく‐もんどう【蒟蒻問答】
《にわか住職になったこんにゃく屋の主人が旅僧に禅問答をしかけられ、口もきけず耳も聞こえないふりをしていると、旅僧は無言の行(ぎょう)ととりちがえ、敬服するという筋の落語の題名から》とんちんかんな...
こん‐じょく【困辱】
苦しめはずかしめること。
ころも‐の‐やみ【衣の闇】
黒い喪服。墨染めの服。「干しもあへぬ—に暗されて月ともいはずまどひぬるかな」〈新古今・哀傷〉
これ‐ざた【此れ沙汰/是沙汰】
もっぱらのうわさ。大評判。「—になりて、親方堰(せ)けども、それも構はず身を捨てて」〈浮・一代男・四〉
さし‐く・る【差し呉る】
[動ラ下二]馬の手綱をゆるめる。「伏し木、悪所をきらはず、—・れてこそ歩ませけれ」〈曽我・一〉
さ‐と【颯と】
[副]一斉に、また瞬間的に物事の行われるさま。さっと。どっと。「面(おもて)—赤みて物ものたまはず」〈源・浮舟〉
こっ‐ぱずかし・い【小っ恥ずかしい】
[形][文]こっぱづか・し[シク]「こはずかしい」の音変化。「—・くて今さらあいさつしにくい」
シェークスピアげきじんぶつろん【シェークスピア劇人物論】
《原題The Characters of Shakespeare's Plays》ハズリットによる評論。1817年刊。