いちのせき【一関】
岩手県南部の市。もと陸羽街道の宿場町、田村氏の城下町。県南地方の流通の中心地。平成17年(2005)に周辺6町村と合併、平成23年(2011)藤沢町を編入。人口12.7万(2012)。
いちのせき‐し【一関市】
⇒一関
いち‐の‐ぜん【一の膳】
正式の日本料理で、最初に出す膳。本膳。→二の膳 →三の膳
いち‐の‐たい【一の対】
寝殿造りの東の対、あるいは西の対。東北の対に対して東の対、西北の対に対して西の対をいう。
いちのたに【一ノ谷】
神戸市須磨区西部の地名。安徳天皇の内裏(だいり)跡や鵯越(ひよどりごえ)がある。源平の古戦場。
いちのたに‐の‐たたかい【一ノ谷の戦い】
寿永3年(1184)源義経(みなもとのよしつね)・範頼(のりより)の軍が、一ノ谷に進出して平氏の軍を破った戦い。
いちのたにふたばぐんき【一谷嫩軍記】
浄瑠璃。時代物。五段。並木宗輔らの合作。宝暦元年(1751)大坂豊竹座初演。平家物語その他に取材したもので、特に平敦盛のために熊谷次郎直実がわが子の首を打つ三段目の「熊谷陣屋」の段が有名。
いち‐の‐ところ【一の所】
「一の人」に同じ。「—などに時めく人も、えやすくはあらねど」〈枕・一五七〉
いち‐の‐とり【一の酉】
11月の最初の酉の日。また、その日に開かれる鷲(おおとり)神社の祭礼。酉の市。初酉(はつとり)。《季 冬》「灯の渦をぬければ星夜—/白葉女」→酉の市 [補説]書名別項。→一の酉
いちのとり【一の酉】
武田麟太郎の短編小説。昭和10年(1935)12月「改造」誌に発表。