いっ‐きく【一掬】
水などを両手ですくうこと。ひとすくい。また、わずかな量をいう。「瞼(まぶた)の辺(あたり)に—の微笑を帯びぬ」〈樗牛・滝口入道〉
一掬(いっきく)の涙(なみだ)
両手ですくうほどのたくさんの涙。または、わずかな涙の意にも用いる。
いっき‐ざき【一季咲き】
年に1回だけ花が咲くこと。また、その植物。「—のカーネーション」
いっき‐つうかん【一気通貫】
1 マージャンで、同じ種類の数牌(シューパイ)を一から九までそろえて上がったもの。 2 転じて、始めから終わりまで一通りそろっていること。また、最初から最後まで一貫したサービスが可能であること。...
いっき‐とうせん【一騎当千】
《古くは「いっきとうぜん」》一人で多勢の敵に対抗できるほど強いこと。勇士の形容。一人(いちにん)当千。「—の兵(つわもの)」 [補説]室町時代には、「一人当千(とうぜん)」と並べ用いられたが、後...
いっき‐に【一気に】
[副] 1 途中で休まずに物事をするさま。いっぺんに。「—駆け抜ける」 2 《近世上方語》すぐに。じきに。「乗るなら早う乗らんせ、—出すさかひ」〈滑・膝栗毛・六〉
一饋(いっき)に十起(じっき)
「一饋に十度(とたび)立つ」に同じ。
一饋(いっき)に十度(とたび)立(た)つ
《夏(か)の禹(う)王が賢者を迎えるために、食事の間に10回も席を立ったという「淮南子(えなんじ)」氾論訓の故事から》政治に熱心なこと。一饋に十起(じっき)。
一簣(いっき)の功(こう)
《「書経」旅獒(りょごう)から》完成直前のひと骨折り。最後の努力。事業を完成させるために積み重ねる一つ一つの努力の大切さをいう。
いっき‐のみ【一気飲み】
[名](スル)飲み物、特に、大量の酒を一息に飲み干すこと。 [補説]短時間に多量の酒を摂取すると、急性アルコール中毒を起こし、死ぬことがある。