まん‐りょう【万両】
サクラソウ科の常緑小低木。暖地の山林中に生え、高さ50センチ〜1メートル。葉は長楕円形で厚く、縁に波状のぎざぎざがある。夏、白い小花を散房状につけ、実は球形で赤く熟し、翌年春まで木に残る。正月に...
まんりょう【万両】
阿波野青畝の俳句集。昭和6年(1931)刊。
まんりょう‐ぶげん【万両分限】
何万両もの財産を持っている富豪。大金持ち。「—でも、町人風情かあるいは功のない者は」〈滑・浮世床・二〉
よろず【万】
1 1000の10倍。まん。 2 数が非常に多いこと。たくさん。「—の神に祈る」「—の人々」 3 すべてのこと。万事。副詞的にも用いる。「—の相談事」「—承ります」 4 種類や形がさまざまである...
よろず‐うりちょう【万売り帳】
売った品物とその価格などすべてを記入しておく台帳。「—なにはの浦は日本第一の大湊(おほみなと)にして」〈浮・一代女・五〉
よろず‐かけちょう【万掛け帳】
掛け売りの金額や内容をまとめて書きつけておく帳面。「数年商ひをせしが—をもたせ」〈浮・椀久二世〉
よろず‐たび【万度】
(多く副詞的に用いて)何度も何度も。何回も。たびたび。「この道の八十隈(やそくま)ごとに—かへりみすれど」〈万・一三一〉
まんちょうほう【万朝報】
⇒よろずちょうほう
よろずちょうほう【万朝報】
日刊新聞の一。明治25年(1892)黒岩涙香が東京で創刊。社会記事や翻案小説などを載せ発展。内村鑑三・幸徳秋水・堺利彦らが加わり、社会批判を展開し、日露開戦前には一時非戦論を主張。昭和15年(1...
よろずのふみほうぐ【万の文反古】
浮世草子。5巻。井原西鶴作。元禄9年(1696)刊。中・下層町人の生活の一断面を描いた書簡体小説集。