ばんじょう‐の‐きみ【万乗の君】
天子。大国の君主。一天万乗。「—にてわたらせ給ふさへ」〈読・雨月・白峯〉
ばん‐じん【万人】
すべての人。ばんにん。
ばん‐じん【万尋/万仞】
1尋(ひろ)の1万倍。転じて、非常に高いこと。また、非常に深いこと。「—の谷」
万人(ばんじん)心(こころ)を異(こと)にすれば則(すなわ)ち一人(いちにん)の用(よう)無(な)し
《「淮南子(えなんじ)」兵略訓から》大勢の人がいても、心が一致していなければ、一人分の働きもできない。
ばん‐すい【万水】
多くの水。また、多くの川・海。「千山—」
ばんしゅんらく【万春楽】
⇒ばんすらく(万春楽)
ばんすらく【万春楽】
平安時代、踏歌(とうか)に用いた囃子詞(はやしことば)の一。七言八句の漢詩の各句の末に唱えたもので、また、その歌曲全体をもいう。男踏歌用。ばんしゅんらく。ばんずんらく。
ばん‐せい【万世】
限りなく何代も続く永い世。万代。永遠。よろずよ。
ばん‐せい【万姓】
多くの民。万民。「政府は—の政府にして」〈森有礼・明六雑誌二〉
ばんせい‐いっけい【万世一系】
永久に同一の系統の続くこと。特に皇室についていう。