ひゃくまん【百万】
謡曲。四番目物。観阿弥原作の「嵯峨物狂(さがものぐるい)」を世阿弥が改作。嵯峨野の清涼寺の大念仏で、わが子恋しと舞う女曲舞(くせまい)の百万が、観客の中にいた子と再会する。
まん【万】
1000の10倍。また、非常に数の多いこと。よろず。
まん【万〔萬〕】
[音]マン(呉) バン(漢) [訓]よろず [学習漢字]2年 〈マン〉 1 数の名。千の一〇倍。「十万・数万」 2 数が非常に多いこと。「万病・万華鏡・万年筆/億万・巨万」 〈バン〉 1 数...
まん‐まん【万万】
[副] 1 種々さまざま。いろいろ。「たとひ—の事あるとも」〈幸若・和田酒盛〉 2 すべて。いっさい。「—千世めが悪いになされませ」〈浄・宵庚申〉
めいわく‐せんばん【迷惑千万】
[形動][文][ナリ]この上なく迷惑であるさま。「—な話」
もっとも‐せんばん【尤も千万】
[名・形動]「尤も至極」に同じ。「そう思うのも—だ」
やお‐よろず【八百万】
数の限りなく多いこと。多数。無数。
やっこのこまん【奴の小万】
村上浪六の小説。明治25年(1892)刊。
や‐よろず【八万】
はちまん。また、きわめて数の多いこと。「この御足跡(みあと)—光を放ち出だし」〈仏足石歌〉
ゆびきり‐げんまん【指切り拳万】
指切り1に同じ。また、その時に唱える言葉。→拳万