あげ‐ぞこ【上(げ)底】
箱・桶(おけ)などの底を少し上げて、外見からは実際より中身が多く見えるように作ったもの。「—の菓子箱」
あげ‐た【上げ田】
高い所にあって、水はけのよい田。上げ。「その兄—を作らば、汝命(いましみこと)は下田(くぼた)を営(つく)りたまへ」〈記・上〉
上(あ)げたり下(さ)げたり
褒めたりけなしたり。「何のかんのと—、人をばかにするな」
あげ‐だか【上(げ)高】
1 売り上げ高。 2 仕上がり高。出来高。
あげ‐だたみ【上げ畳】
貴人の座所や寝所の畳の上に、さらに重ねて敷く畳。両面に畳表と縁(へり)がつく。
あげ‐だま【揚(げ)玉】
1 てんぷらを揚げたときに油の中に散った衣のくず。天かす。 2 (「上げ玉」とも書く)兜(かぶと)の頂上の穴の周りにある飾り金物。
あげつち‐もん【上(げ)土門】
平安時代、平らな屋根の上に土をのせて造った門。後世には檜皮葺(ひわだぶ)きのものもできた。安土(あずち)門。
あげ‐どころ【上(げ)所】
手紙などの宛名を書く所。また、宛名の上部に書く「謹上」「進上」などの語。
あげ‐は【上(げ)端/上(げ)羽】
謡曲のクセの中程で、シテなどが上音(じょうおん)で謡う部分。
あげ‐ば【揚(げ)場/上(げ)場】
1 船荷を陸揚げする場所。 2 鉱山で、立坑と水平坑の連絡する場所。