げし‐にん【解死人/下手人】
「げしゅにん(下手人)」の音変化。「累代の家人に囲まれて—乞はれ出す例やある」〈太平記・二七〉
げしゅ‐にん【下手人】
《「下手」は物事に手をくだす意》 1 直接手を下して人を殺した者。殺人犯。げしにん。「—を捕らえる」 2 江戸時代、庶民に適用された斬首刑。死刑のうちでは軽いもので、財産の没収などは伴わない。げ...
げて‐もの【下手物】
1 並の品。粗雑で安物の工芸品。⇔上手物(じょうてもの)。 2 普通とは違って、風変わりなもの。「—食い」「—趣味」
げてもの‐ぐい【下手物食い】
普通の人は食べないようなものを好んで食べること。また、その人。いかもの食い。悪食(あくじき)。
した‐て【下手】
《「したで」とも》 1 位置・方向が下のほう。特に、風下・川下などをいう。しもて。⇔上手(うわて)。 2 相手より地位や能力が下であること。また、その地位など。 3 へりくだること。⇔上手(うわ...
したて‐だしなげ【下手出し投げ】
相撲のきまり手の一。相手の前まわしを浅く下手に取り、反対側の足を大きく後方に引いて半身に開き、自分のあごで相手の首か肩を下に押しつけ、前方に投げ倒す。
したて‐なげ【下手投げ】
1 相撲のきまり手の一。差し手でまわしを取り、相手を引きつけて投げる技。 2 野球で、アンダースローのこと。
下手(したて)に付(つ)・く
人よりも下の立場に身を置く。「婦人(おんな)はいつも—・いて」〈鏡花・化銀杏〉
下手(したて)に◦出(で)る
相手に対してへりくだった態度で接する。「こっちが—◦出ればいい気になって」
したて‐ひねり【下手捻り】
相撲のきまり手の一。まわしを取った下手で、引くようにしてひねり倒す技。上手投げとの合わせ技。