カルトン【(フランス)carton】
1 ⇒カートン3 2 フレスコ・モザイク・壁掛けなどの制作の際に作品と同じ大きさにかく下図。大下絵(おおしたえ)。 3 新聞・雑誌の漫画・風刺画。 4 油絵の下絵をかく厚手のボール紙。また厚紙製...
ごす‐そめつけ【呉須染(め)付け】
呉須手(ごすで)の染め付け。下絵はくすんだ藍色を呈する。
した‐えのぐ【下絵の具】
陶磁器の下絵付けに使う絵の具。硼酸(ほうさん)・硼砂・珪砂(けいしゃ)などに各種の金属酸化物、安定剤・補助剤などを加えて製造。上絵の具より高熱に耐える。
しょう‐え【正絵】
実際の織物の模様と同一の大きさ・色彩で描いた下絵図。
すじ‐ぼり【筋彫(り)/条彫(り)】
1 下絵を画面に当て、上から鋭い刃物などで傷をつけて図様を写すこと。釘彫(くぎぼ)り。 2 ⇒毛彫(けぼ)り 3 入れ墨で、輪郭だけ彫ったもの。
すみ‐がき【墨書(き)/墨描(き)】
[名](スル) 1 墨でかくこと。また、墨でかいたもの。「—した図面」 2 日本画で、下絵として墨で輪郭を描くこと。また、仕上げの描(か)き起こしなどで描線を生かす技法。 3 平安時代、宮廷の絵...
すみ‐はん【墨版】
1 浮世絵で、絵の輪郭や図柄の主要な部分を描いた版木。絵師が描いた下絵を版木に裏返しに貼りつけて彫る。版木の製作過程では、これを摺った墨摺をもとに、各色を摺るための色版が作成される。 2 《「ス...
せんめん‐ほけきょう【扇面法華経】
平安後期の装飾経。扇面形の料紙の表裏に法華経8巻と開経の無量義経、結経の観普賢経とを書写して10帖としたもの。各紙面に当時の風俗などを描いた下絵がある。大阪四天王寺などに6帖が現存。
そ‐びょう【素描】
[名](スル) 1 黒・セピアなどの単色の線で物の形象を表し、また陰影をつけた絵。絵画の習作や下絵として描かれるが、完成品としても鑑賞される。デッサン。「静物を—する」 2 要点を簡単にまとめて...
そめ‐つけ【染(め)付け】
1 染めつけること。また、その色や模様。 2 藍色の模様を染め出した布地や衣服。 3 陶磁器の装飾技法の一。また、その陶磁器。白地に呉須(ごす)で下絵付けをし、その上から透明な釉(うわぐすり)を...