せい‐じ【世事】
1 世間の俗事。せじ。 2 僧が定められている以外の食事をとること。 3 和船で、炊事を行う部屋。
せ‐じ【世事】
1 世の中の事柄。俗事。「—にうとい」 2 「世辞」に同じ。「不相変(あいかわらず)愛嬌も—も無いが」〈紅葉・多情多恨〉
せじけんぶんろく【世事見聞録】
江戸後期の随筆。7巻。作者未詳。文化13年(1816)成立。武士・百姓など諸階層の風俗について批判的に述べる。
世事(せじ)に賢(かしこ)・し
世渡りがうまい。世辞がじょうずである。「—・く粋(いき)をもっぱらとして」〈黄・御存商売物〉
せじ‐もの【世事者】
世辞の巧みな人。追従(ついしょう)の巧みな人。「ほんにおめえのかかさんは—だのう」〈滑・浮世風呂・二〉