こび‐へつら・う【媚び諂う】
[動ワ五(ハ四)]人の気に入るように振る舞う。お世辞を言ったりして人におもねる。「上役に—・う」
さんた【三太】
1 江戸時代、丁稚(でっち)・小僧の通称。三太郎。 2 愚鈍な者をいう擬人名。三太郎。 3 犬が前足を上げ、後ろ足で立つ芸。ちんちん。「犬に—させて遊ばるるこそ少しは憎し」〈浮・一代男・六〉 4...
しらじら‐し・い【白白しい】
[形][文]しらじら・し[シク] 1 白く見えるさま。また、はっきりと見えるさま。「—・い月の光」「よそにふる物とこそ見め白雪の—・しくも思ほゆるかな」〈重之集〉 2 興ざめなさま。「—・い空気...
じょうず‐もの【上手者】
お世辞が巧みで、如才なく立ち回る人。
せ‐じ【世事】
1 世の中の事柄。俗事。「—にうとい」 2 「世辞」に同じ。「不相変(あいかわらず)愛嬌も—も無いが」〈紅葉・多情多恨〉
世辞(せじ)で丸(まる)めて浮気(うわき)で捏(こ)ねる
口先だけの世辞と色気とで巧みに人を操る。
世事(せじ)に賢(かしこ)・し
世渡りがうまい。世辞がじょうずである。「—・く粋(いき)をもっぱらとして」〈黄・御存商売物〉
せじ‐もの【世事者】
世辞の巧みな人。追従(ついしょう)の巧みな人。「ほんにおめえのかかさんは—だのう」〈滑・浮世風呂・二〉
そら‐けいはく【空軽薄】
心にもない世辞をいうこと。からせじ。「だましすませて一討ちにしてくれんと、笑顔つくって—」〈浄・双生隅田川〉
ちょちょら
世辞や追従(ついしょう)を言うこと。また、それを言う人。「—、弁口にてあやなす人を云ふ」〈洒・辰巳之園〉