世間(せけん)を狭(せま)く◦する
信用を失って、世人との交際範囲を狭くする。肩身を狭くする。
世間(せけん)を張(は)・る
広く世間づきあいをする。また、世間体を気にして見えを張る。「—・って棟の高き家には」〈浮・胸算用・一〉
せ‐こ【世故】
世間の俗事や習慣。世間の事情。せいこ。「—に暗い」
世故(せこ)に長(た)・ける
世間の事情によく通じている。「—・けている人」
せ‐さい【世才】
世の中の事情に通じ、たくみに世渡りのできる才能。世故の才。「—にたけた人」
せ‐しゅう【世襲】
[名](スル)身分・財産・職業などを、嫡系の子孫が代々受け継いでいくこと。せいしゅう。「爵位を—する」「—制度」
せしゅう‐ぎいん【世襲議員】
1 親や親族が議員で、その政治地盤や資本などを受け継いで議員となった人。二世議員など。 2 政治地盤や政党を引き受ける議員。前任者の政治地盤を引き継ぐ「地盤型」や、政党の中で後継者と判断される「...
せしゅうさんりんかんとく【世襲山林監督】
《原題、(ドイツ)Der Erbförster》ルートウィヒの戯曲。悲劇。1850年3月、ドレスデンにて初演。印刷物としては1853年に刊行。
せしゅう‐ざいさん【世襲財産】
その家の継承者に代々伝えられる財産で、所有者の自由処分や、それに対する債権者の強制執行の許されないもの。日本では、王公族・華族などに認められていたが、第二次大戦後に廃止。
せ‐じ【世事】
1 世の中の事柄。俗事。「—にうとい」 2 「世辞」に同じ。「不相変(あいかわらず)愛嬌も—も無いが」〈紅葉・多情多恨〉