せわ‐まるまげ【世話丸髷】
歌舞伎の女方のかつらで、世話女房の役に用いる丸髷。
せわ‐もの【世話物】
浄瑠璃・歌舞伎で、主として江戸時代の町人社会に取材し、義理・人情・恋愛や種々の葛藤(かっとう)を主題としたもの。歌舞伎では、生世話物(きぜわもの)・散切物(ざんぎりもの)も含む。二番目物。世話。...
せわ‐やき【世話焼(き)】
1 好んで他人の世話をすること。また、その人。世話ずき。 2 必要以上に人の面倒をみたがること。また、その人。おせっかい。 3 「世話人」に同じ。
せわ‐やく【世話役】
「世話人」に同じ。
世話(せわ)をか・く
世話をやく。「一門中が世話かくも、みな治兵衛為よかれ」〈浄・天の網島〉
世話(せわ)を掛(か)・ける
他人に面倒をかける。やっかいをかける。「在学中は先生に—・けた」
世話(せわ)を焼(や)・く
他人の世話をする。進んで他人の面倒をみる。「同窓会の—・く」
世話(せわ)を病(や)・む
他人のために世話をやき、ひどく苦労する。「—・んで病み死にの母様(かかさま)の恩をはや忘れ」〈浄・生玉心中〉
ぜあみじゅうろくぶしゅう【世阿弥十六部集】
能楽書。吉田東伍校注。明治42年(1909)刊。世阿弥の伝書16部を翻刻・校訂したもの。能楽研究の基本的資料。「風姿花伝(花伝書)」「花伝書別紙口伝」「至花道」「二曲三体人形図」「三道(能作書)...
よ【世/代】
《「節(よ)」と同語源。時間や空間の、限られた区間の意》 1 人の一生。生涯。また、寿命。年齢。「わが—の終わり」 2 一人の支配者、または一つの系統・政体に属する支配者が政権を維持している期間...