ねつ‐ちゅうせいし【熱中性子】
媒質中で媒質の原子核と衝突を繰り返して運動エネルギーを失い、周りの分子の熱運動と平衡状態になった中性子。また、一般に、エネルギーの小さい中性子。核に吸収されて核反応を起こしやすい。
ねつちゅうせいし‐ろ【熱中性子炉】
核分裂で生じた高速中性子を減速材で熱中性子に変え、これで次の核分裂を起こし、連鎖反応が続くように設計された原子炉。軽水炉が代表的。
ノンエンベロープ‐ウイルス【non-enveloped virus】
エンベロープという脂質性の膜をもたないウイルスの総称。アルコール・中性洗剤・熱に対する抵抗力が高い。ノロウイルス・ロタウイルス・アデノウイルスなどが知られる。⇔エンベロープウイルス。
ハイパー‐かく【ハイパー核】
ハイペロン、すなわちストレンジネスが零でないバリオンを含む原子核の総称。通常、原子核は陽子と中性子で構成されるが、そのうち1個以上がストレンジネスをもつΛ粒子やΣ粒子などのバリオンに置き換えられ...
はくしょく‐しぼうそしき【白色脂肪組織】
脂肪細胞の種類の一。中性脂肪を貯蔵する働きをもつ。体内の脂肪細胞のほとんどは白色脂肪組織で、皮下や内臓の周囲に大量に存在する。単胞性脂肪細胞。白色脂肪細胞。→褐色脂肪組織
はくしょく‐わいせい【白色矮星】
恒星が核融合反応を停止し、収縮した天体の一種。太陽と同程度の質量を持つ恒星が、赤色巨星の状態から外層部を失った末期の姿。きわめて高温・高密度で、電子の縮退圧によって自身の強い重力と釣り合っており...
ハドロンじっけん‐しせつ【ハドロン実験施設】
陽子ビームや量子ビーム(中性子・中間子など)などを利用した研究実験施設の一。原子核反応により生成された二次粒子(量子ビーム)を用いて素粒子物理学・原子核物理学・生命科学など基礎科学の研究・技術開...
はやい‐ちゅうせいし【速い中性子】
⇒高速中性子
ハロー‐ちゅうせいし【ハロー中性子】
⇒中性子ハロー核
はん‐ちゅうせいし【反中性子】
質量などは中性子と同じで、磁気モーメントの符号が逆の粒子。中性子と対になって生成・消滅する。