かかんき‐しょうこうぐん【過換気症候群】
神経症や呼吸中枢の異常により発作的に過呼吸を行ったため、血液中の二酸化炭素濃度が低下して起こる一連の症状。呼吸困難・胸痛やしびれ・痙攣(けいれん)などがみられる。
かくせい‐ざい【覚醒剤】
強い中枢神経興奮作用をもち、疲労感や眠けがなくなり、思考力や活動力が増す一群の薬物。塩酸メタンフェタミン(ヒロポン)など。習慣性があり、慢性中毒になると幻覚や妄想が現れる。覚醒剤取締法により製造...
カフェイン【caffeine/(ドイツ)Kaffein】
コーヒー豆・茶の葉・カカオの実などに含まれるアルカロイド。苦味のある白色の結晶で、中枢神経の興奮や強心・利尿などの作用があり、薬用。茶素。テイン。
かんかく‐しんけい【感覚神経】
感覚器官に生じた刺激を興奮として中枢へ伝達する神経。求心性神経。知覚神経。→運動神経1
かんかくせい‐しつごしょう【感覚性失語症】
失語症の一。他人の話すことは理解できないが、自分が話すことはできる状態。大脳の聴覚野の近くにある感覚性言語中枢(ウェルニッケ野)の損傷で起こる。ウェルニッケ型失語症。→運動性失語症
かんかく‐ちゅうすう【感覚中枢】
感覚器官が受けた刺激を知覚して、感覚を生じる場所。哺乳類の視覚・聴覚などの中枢は大脳皮質にある。
かんじょう‐しんけいけい【管状神経系】
脊椎動物にみられる中枢神経系の型。個体発生初期の神経管から生じ、前方に脳、後方に脊髄ができる。
かんせい‐のうしょう【肝性脳症】
肝機能の低下に伴って意識障害・興奮・抑鬱・昏睡などの中枢神経症状がみられること。肝臓で解毒できなくなったアンモニアなどの有害物質が、体内に蓄積されることで発症するとされる。
かんてい‐ききかんりセンター【官邸危機管理センター】
政府の危機管理活動の中枢となる施設。首相官邸の地下1階にあり、平時から24時間体制で情報を収集。緊急事態発生時には、内閣危機管理監・内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)の指揮下、官邸連絡室...
かん‐のう【間脳】
脊椎動物の脳の一部で、中脳と大脳との間にある部分。視床・視床下部などからなり、中に第三脳室がある。自律神経の働きを調節し、意識・神経活動の中枢をなす。