ちゅうせいし‐ハローかく【中性子ハロー核】
中性子過剰核において、余った中性子が原子核の外側に広がって分布している状態にあるもの。ふつう1個か2個の中性子が大きく広がり、原子核とゆるやかに結合している。広がった部分を中性子ハロー、またはハ...
ちゅうせいし‐ばくだん【中性子爆弾】
核兵器の一。熱や爆風を極力少なくして、中性子線の放射量を多くしたもの。生物に対する殺傷効果が大きい。
ちゅうせいし‐ビーム【中性子ビーム】
⇒中性子線
ちゅうせいし‐ほかく【中性子捕獲】
原子核に1個または複数個の中性子が吸収されて、より重い原子核になる核反応。捕獲によってγ線(光子)が放出される。恒星内部の核反応で重要な役割を担い、重元素の生成に大きく寄与する。放射性捕獲の一。
ちゅうせいし‐ほかくりょうほう【中性子捕獲療法】
癌(がん)の治療法の一。中性子を吸収しやすい性質をもつ化合物(ホウ素同位体10B)を腫瘍細胞に取り込ませ、熱中性子を照射することにより、細胞内部でα線を発生させ、腫瘍細胞のみを選択的に破壊する。中...
ちゅうせいし‐ほそくりょうほう【中性子捕捉療法】
⇒中性子捕獲療法
ちゅうせい‐しぼう【中性脂肪】
グリセリンと脂肪酸とが結合した単純脂質。動物では皮下・腹壁などに蓄えられるいわゆる脂肪のことで、植物では種子に多く、油脂ともいう。
ちゅうせいしょうせつとそのしゅうへん【中世小説とその周辺】
国文学者、市古貞次の代表的著作。昭和56年(1981)刊行。室町時代の御伽草子300作品あまりを分類・体系化し、日本の中世文学研究の基礎をすえた作品。中世小説の年表も収録。
ちゅうせい‐しょくぶつ【中性植物】
日照時間の長短によらず花をつける植物。花芽の分化、発達と日長に関連が見られない。園芸植物では四季咲き、二季咲きのものに見られ、タンポポ、トマト、キュウリなどが知られる。中日(ちゅうじつ)植物。→...
ちゅうせい‐しょくぶつ【中生植物】
乾燥地でも湿地でもない、普通の環境で生育する植物。日本の野生植物の大部分がこれに相当。