よいまちぐさよじょう【宵待草夜情】
連城三紀彦による短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品集は、昭和58年(1983)刊行で、いずれも女性を主人公とするミステリー5作品からなる。第5回吉川英治文学新人賞受賞。
ようぎしゃのやこうれっしゃ【容疑者の夜行列車】
多和田葉子の長編小説。主人公を二人称「あなた」で表現し、夜行列車で起こる出来事を描く。平成14年(2002)刊行。翌年、第39回谷崎潤一郎賞受賞。
よなごきたろう‐くうこう【米子鬼太郎空港】
米子空港(美保飛行場)の愛称。 [補説]鬼太郎は、当地出身の漫画家水木しげるの作品の主人公の名。
よのすけ【世之介】
井原西鶴の浮世草子「好色一代男」の主人公。色男、また好色な男の代表とされる。
よのすけのはなし【世之助の話】
芥川竜之介の短編小説。大正7年(1918)4月、雑誌「新小説」に発表。井原西鶴の「好色一代男」の主人公世之助(原作の表記は世之介)が色事の真相を語る。
ライネケぎつね【ライネケ狐】
《原題、(ドイツ)Reineke Fuchs》ゲーテの叙事詩。1793年刊。「狐物語」に基づき、悪賢い狐ライネケを主人公に封建社会を風刺。
ラームラージャ‐じいん【ラームラージャ寺院】
《Ram Raja Temple》インド中央部、マディヤプラデシュ州の町オールチャーにあるヒンズー教寺院。16世紀にオールチャーを治めていたマドゥカル=シャーの王妃の宮殿として建造。のちに古代イ...
りこうなめぎつねのものがたり【利口な女狐の物語】
《原題、(チェコ)Příhody lišky Bystroušky》ヤナーチェクのオペラ。全3幕。1921年から1923年にかけて作曲。森番から逃げた女狐を主人公とする寓話(ぐうわ)的な作品。作...
リップ‐バン‐ウィンクル【Rip Van Winkle】
アービングの文集「スケッチブック」中の一編。主人公のリップが山中で奇妙なオランダ人の一団に酒をふるまわれて寝込んでしまい、目を覚ますと20年も経っていて世の中が変わっていたという話。
リンゴォ‐キッドのきゅうじつ【リンゴォ・キッドの休日】
矢作俊彦のハードボイルド小説。横須賀で起きた殺人事件の真相を、神奈川県警の刑事二村永爾が追う。同じく二村刑事を主人公とする作品「陽のあたる大通り」と併せ、昭和53年(1978)に刊行。