しゃかいしゅぎしゃちんあつ‐ほう【社会主義者鎮圧法】
1878年、ドイツの宰相ビスマルクが社会主義団体を弾圧する目的で制定した法律。かえって社会主義者たちの団結を強める結果となり、1890年に廃止された。
しゃかいしゅぎしんずい【社会主義神髄】
評論。幸徳秋水著。明治36年(1903)刊。科学的社会主義の理論と運動を紹介したもので、明治期社会主義の理論的礎石となった。
しゃかい‐せいさく【社会政策】
資本主義社会における労働問題に対して国家が行う諸政策。労使紛争の調停、社会保険、失業対策など。広くは、社会に発生した諸問題に対する政策。
しゃかいたいしゅう‐とう【社会大衆党】
1 昭和7年(1932)安部磯雄を党首に、社会民衆党・全国労農大衆党との合同により成立した政党。反資本・反共・反ファシズムの三反主義を掲げ勢力を伸ばしたが、しだいに右傾化。同15年解散。 2 「...
しゃかい‐たいせい【社会体制】
ある社会を全体的に表した体制。民主主義体制・ファシズム体制・資本主義体制・社会主義体制・戦時体制など。
しゃかい‐とう【社会党】
社会主義または社会民主主義を主張する政党。
「日本社会党」の略称。
フランスの政党。1969年に左派勢力が結集して成立。1981年の大統領選挙でミッテランが勝利し与党となる。以降、たび...
しゃかい‐ファシズム【社会ファシズム】
第一次大戦後の社会民主主義が、社会主義を標榜しながら資本主義と妥協し、結果的にファシズムへの道を開いたとの認識から、社会民主主義に対してコミンテルンが与えた名称。
しゃかい‐へんかく【社会変革】
社会体制を計画的、意図的に変えること。改良主義的な穏健な方法と、革命的な過激な方法とがある。
しゃかい‐みんしゅしゅぎ【社会民主主義】
革命的共産主義に対して、議会を通じて漸進的に社会の変革を実現しようとする改良主義的立場。ベルンシュタインが提唱。第二次大戦後の西欧ではこの立場をとる政党が多くなった。民主的社会主義といわれること...
しゃかいみんしゅ‐とう【社会民主党】
明治34年(1901)5月、片山潜・安部磯雄・幸徳秋水らによって創立された日本最初の社会主義政党。2日後に禁止された。
日本の政党。平成8年(1996)に日本社会党から改称。護憲・平和主義を...