コプト‐おり【コプト織(り)】
3世紀から8世紀にかけて、エジプトのキリスト教徒が創始、発達させた綴(つづ)れ織り。麻・羊毛・絹を素材とし、水鳥や植物、聖書中の人物や場面、幾何図形などを模様の主題とする。
ごど【五度】
《原題、(ドイツ)Die Quinten》ハイドンの弦楽四重奏曲第76番ニ短調の通称。1797年作曲。エルデーディ四重奏曲の第2番。通称は第1楽章の冒頭に現れる主題が、5度の間隔で下降する音型で...
ゴルトベルクへんそうきょく【ゴルトベルク変奏曲】
《原題、(ドイツ)Goldberg-Variationen》バッハのクラビーア曲集。1742年作。主題となる最初と最後のアリアと、30の変奏曲で構成される。名称は、弟子のゴルトベルクが不眠で悩む...
ゴースト‐ライター【The Ghost Writer】
米国の作家、フィリップ=ロスの小説。1979年刊行。ロス自身を思わせる小説家、ネイサン=ザッカーマンを主人公とする作品の一。アンネ=フランクを主題とする。以後「解き放たれたザッカーマン」「解剖学...
さいげん‐ぶ【再現部】
三部形式やソナタ形式の楽曲の第三部において、第一部で提示された主題が再び現れる部分。
さくらのはな【さくらの花】
網野菊による小説。妹の病死を主題とする。昭和36年(1961)刊行。同年、第12回芸術選奨文部大臣賞を受賞。昭和37年(1962)、第1回女流文学賞を受賞。
サクリファイス
(犠牲)柳田邦男によるノンフィクション。副題「わが息子・脳死の11日」。平成7年(1995)刊行。自殺を図った息子の脳死から腎提供に至る11日間を記録した作品。著者には本作を含むノンフィクショ...
さすらいびとげんそうきょく【さすらい人幻想曲】
《原題、(ドイツ)Fantaisie 'Wandererfantasie'》シューベルトのピアノ独奏曲。1822年の作。全4楽章。名称は、第2楽章で用いた主題が、自作の歌曲「さすらい人」に基づく...
サブジェクト【subject】
1 主題。主意。題目。 2 主観。主体。→オブジェクト 3 文法で、主語。→オブジェクト
さんぶ‐さく【三部作】
三つの独立した部分から成立する一つの作品。ダンテの「神曲」における「地獄編」「煉獄編」「天国編」など。また、一貫した主題や筋によって相互に関連をもつ三つの作品。夏目漱石の「三四郎」「それから」「...